保育園、幼稚園、支援センター、支援学級、支援学校などにお子さんのその日の様子を知らせる手段として、連絡帳をやり取りしているところがあると思います。
連絡帳は短い時間で相手に正確に伝わるように親も子どもを預かる側も書かなくてはなりません。
その時「行動の用語」を頭に置いて書くことをお勧めします。

「行動の用語」とは測定可能で観察可能な用語です。
「跳ぶ」「指さす」「真似をする」は行動の用語ですが「認める「思う」「わかる」は行動の用語ではありません。
更に数を入れると、例えば「食欲がありません」と書くより
「いつもご飯を一膳は食べるのに3口ぐらいしか食べませんでした」とか、
「元気がありません」を「いつもは一人で起きて着替えるのに今朝は手伝いました」と書きます。
また「いつも滑り台を3回しか上らないのに今日は10回もやりました」など
具体的に書く方がイメージしやすいのではないでしょうか。

日本ポーテージ協会顧問 土橋とも子 
ポーテージマンスリーマガジン2017年10月号より)