会員の皆様へ
〜ポーテージフォーラム2023のお誘い〜
年に一度、全ての会員の皆様が集まれる ーポーテージフォーラム2023ー が開催されます。
コロナ禍以降、久しぶりの会場参加とオンライン参加の形式ですので、是非ご参加お待ちしています。
午前中は総会、会員交流会を予定しています。ここでは清水会長より日本ポーテージ協会中期計画2022~2025の協会の活動についての展望についてのお話しを頂き、その後そこから「ポーテージ相談を考える」というテーマでブレイクアウトルームを使用して出席された方がた全員で意見交換を行いたいと思います。
午後からは日本ポーテージ協会の顧問でもある宮崎英憲先生より「小・中学生の8.8%に発達障害の可能性(文科省調査)をどの様に生かすべきか」と言うテーマで講演をしていただきます。今もっとも注目されている題材でもあり、ポーテージ協会に関わる方がただけでなく広く知ってもらいたいと思います。そして私達は今の現況をしっかり見つめ、どういう働きかけができるのかを皆で考えたいです。
終了しました。
ご参加ありがとうございました。
宮崎英憲顧問の講演をお聞きして
理事・認定スーパーバイザー 荻 原 稔
宮崎先生の「小中学生の8.8%に発達障害の可能性(文科省調査)をどのように生かすべきか」という講演の主な題材は、2002年から10年ごとに行われている「通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査」というもので、今回は小・中・高、各600校の約9万人を対象とした調査でした。そのうち、小・中学生では初回は6.3%、前回は6.4%、今回は8.8%の方が、「特別な教育的支援が必要」と判断されたという結果について、今回著しく増加したのはなぜかということが広く話題になりました。しかし、この調査についての有識者会議の考察では、「驚く数字ではない」し、むしろ「通常の学級の担任を含む教師や保護者の特別支援教育に関する理解が進み、今まで見過ごされてきた困難のある子供たちにより目を向けるようになった」ことが一つの理由だろうとしています。
この調査結果は、医師が診断基準に基づいて発達障害と診断した人ではなく、学校の教員が「特別な教育的支援が必要」と判断した人であるとすると、大筋はこの考察が正しいのだろうと思われます。教員の「気になる」範囲が広がったのだとすれば、歓迎できる結果だとも言えるでしょう。しかし、「必要」と判断されても、「個別の指導計画」の作成に至っているのは半分程度という結果も出ており、「気にはされているが、放っておかれている」可能性も高いということです。ポーテージの家族支援の観点からすれば、学校の教育課程などにも目を向けつつ、「放っておかれないよう」家族を支えていくことが、これからの学齢期の支援においては大切になっていくのではないでしょうか。
開催日時
2022年6月18日(日) 10:00~14:30
申し込みは締め切りました
会場 (どちらかをお選びください)
① オンライン開催(Zoom)
定員50名
② 対面会場 ウェルファーム杉並 4F
第1・2集会室 (東京都杉並区)
JR中央線、東京メトロ丸ノ内線「荻窪駅」(北口)徒歩10分
定員 30名 (先着順)
参加費
無料 (日本ポーテージ協会会員限定)
会員外の方は講演会のみ参加可能(オンライン参加のみ、有料)、こちらのページよりお申し込みください。
当日の進行
開会の挨拶
10:00〜11:00 年次総会 (執行会員はご参加ください)
11:10〜12:00 会員交流会
(保護者・相談員・団体会員を含む 全会員対象)
①会長挨拶
「中期計画2年目の日本ポーテージ協会の活動についての展望」11:10~11:20
日本ポーテージ協会会長 清水直治
②グループに分かれて意見交換会 11:20~11:50
テーマ「ポーテージ相談を考える」
③各グループ代表者による発表・まとめ 11:50~12:00
昼食休憩
(会場の方はできるだけご持参ください)12:00~13:00
13:00~14:30 講演会
「小中学生の8.8%に発達障害の可能性(文科省調査)をどのように生かすべきか」
国連 障害者権利委員会の対日審査・総括所見と新しい時代の特別支援教育の在り方等の動きを踏まえて
宮﨑 英憲
日本ポーテージ協会 顧問
全国特別支援教育推進連盟 理事長
東洋大学 名誉教授
「通常の学級に在籍する特別支援を必要とする児童生徒に関する調査」有識者会議 座長
閉会の挨拶
会員外の方は講演会のみ参加可能(オンライン参加のみ、有料)、こちらのページよりお申し込みください。
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